2005年11月

花をとるか外見をとるか

 職場の庭木の剪定が始まり、とってもすっきりしました。
ところが、悲しいことがありました。
ハクモクレンかコブシかタムシバかわからないけど、春先に白い美しい花を咲かせる木があります。
真っ青の空に花の白さがとても引き立って、ステキな花なのです。
「寒い冬を耐えてこそ 花開く」人生にも通じるものがあるようです。
 この大好きな花木が何と見事にすっきりと剪定されたのです。確か昨年もそうでした。
今年の春は数少なく、パラパラと花を付けていました。あ~あ、来春も昔の美しい光景は見られないかも知れないのです。
50ddfce3.jpg

 私の部屋の窓から見えるハナミズキの木があります。今は真っ赤の実と春を待つ小さな花芽と紅葉した葉が共存して、夕陽の照り輝いて、美しい色合いを見せてくれます。
そこに、ハサミが入ろうとしました。「ちょっと、待って!これ、花芽ですよね。来年の春の準備をしているのですよね」「そうやで」「すっきりかっこよさをとるか…花をとるかやなぁ」「すっきりしなくて良いから、花をとる!」
 こうしてハナミズキは、剪定され整然とした植木の中に、自然のままの姿で残りました。
 寒い冬が来る前から、小さな花芽は春を待っているのです。

ブーゲンビレアの花はこれ

 ブーゲンビレアの紅色の花びらに見えるのは花でなく苞です。
花はこれ!この小さな白いのが花なのですよ。708be2cd.jpg

あまりの鮮やかさに、すっかり だまされていました。

 綿棒のように見えるのが、そのつぼみです。
時には細部も見てやってください。思わぬ発見があります。
南国の花なのに、この朝夕の寒さにも負けず、1ヶ月以上次々と花をつけているのです。
これは10月に撮影したものです。
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